見どころ・展望

展望

強力な遠征勢が揃い激戦必至のV争いへ
真冬の激闘となる、ちぎり賞争奪戦には競輪界のトップ選手が集結。今開催出場のS級S班は脇本雄太、古性優作、守澤太志、松浦悠士の4名。各地区に勢いがある自力型が揃い挑戦する形になり新年の勢力図を占う意味でも注目のシリーズになる。優勝争いの筆頭格は脇本雄太。昨年はダービーとオールスターを制し実力は誰もが認める所。古性優作、村上博幸と強力タッグを組む。中四国勢の軸となるのは、松浦悠士。5年連続でS班の座に君臨。機動力にも力強さが増し、総合力上位の力をみせる。岩津裕介、池田憲昭が連携して好勝負に持ち込みそう。捲り一撃の魅力は原田研太朗。昨年後半から復活の走りをみせ動向には注目。守澤太志は地区の徹底型が不在も、貫禄の位置取りから切れ味鋭い追い込み脚を発揮して優勝争いに絡みそう。徹底先行型の野口裕史に和田真久留、福田知也が結束する南関勢の戦力も相当で。坂井洋、朝倉智仁、久木原洋の関東自力型にも注目。中部は山口拳矢、橋本優己に実力者、浅井康太、吉田敏洋、岡本総が結束戦で遠征勢を迎え撃つ。
(2023.1現在)

有力選手

  • 古性 優作
    近畿結束で存在感みせ
    一昨年グランプリを制覇し一気に頂点に駆け上がり昨年も全日本選抜と高松宮杯を制し充実期を迎えた。どんな展開にも対応できる自在性は競輪屈指の存在。 脇本雄太と強力なタッグを組み近畿上位独占を狙う。
  • 脇本雄太
    圧倒的な脚力を発揮
    五輪出場の影響でS班から陥落も今年はS班に復帰。世界でも通用するスピードとパワーは国内でも無敵の域に。若手自力型の挑戦を受ける立場になるが、パワー全開の走りを披露してファンを魅了する。
  • 松浦 悠士

    自力から追込みまで展開に応じて何でもこなす総合力は輪界屈指の存在。機動力に力強さも増し、気迫の攻めをみせる。

  • 守澤 太志

    S級S班として今年はGIで3度の確定板に上がるなど責任を十分に果たす走りをみせている。直線一気の強襲劇には注目。

  • 浅井康太

    S班と遜色ない実力は誰もが認めるところ。強烈な捲りを中心に総合力上位の攻めで中部勢を牽引。貫禄の走りをみせV走目指す。

  • 山口 拳矢

    デビューから天性の才能を発揮して一気の快進撃。共同通信杯GⅡ、地元でのルーキーキャンプに輝く。展開不問のスピードを披露。

  • 村上 博幸

    近畿を代表するレーサーとして活躍。昨年10月に兄(義弘)が引退後は近畿を支える存在。磨き抜かれたテクニックでV戦線へ。

  • 坂井洋

    一昨年の四日市GⅢを制してから急上昇。115期No.1の実力が開花。持ち味のトップスピードを活かし豪快な走りをみせる。

  • 岡本総

    G戦線では際立った成績はないが、堅実な走りで連絡みが多く、安定感はポテンシャルの高さの証明。地元戦で気迫の走りをみせる。

  • 原田研太朗

    近年の中四国勢の大躍進を支える機動力の持ち主。近走は復活の走りをみせハイパワーの仕掛けは一撃の魅力。豊橋GⅢ連覇を狙う。

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